”cool as cuke(クール・アズ・キューク)” これは英語の言い回しの一つで、「困難な状況でも沈着、かつ冷静に」という意味があります。 野球という勝負事の世界、これが出来るか出来ないかが一流と二流を分けていると言ってもいいでしょう。 先発のマエケン。 7回3失点と試合は作りましたが、4点先制した直後の2回、杉山選手にプロ初HRとなるスリーランを打たれてしまい、楽勝ムードが一転してしまいました。ただその後ずるずると行きそうなところで、落ち着きを取り戻して踏ん張ったのはさすがでした。 2番手の大瀬良。正直、1点差での投入は相当勝率の低い賭けだなと思いました。 先頭を出したものの、本人の好フィールディングもあって何とか抑えましたね。 ただ個人的にはまだ信用できない気持ちのほうが強いです。打ち取り方も決して圧倒したわけではなかったですし。 本人の談話としては、中継ぎということで、全力で投げにいった時に左肩が早く開きすぎ、ボールが打者に見えやすくなって打たれていたということでしたが、これは要するに今までの先発時も全力では投げてないということでしょうね。 常に全力で投げる必要はないものの、ギアアップをすると打たれやすくなるのは問題ですし、全力で投げてもフォームを崩さないように出来れば先発に戻った時にも役に立つ技術になるでしょう。 ただそれを接戦の場面で試していくというのは、ある程度仕方ないにしてもちょっと怖すぎますね。 すでに中継ぎ登板5回中3回は失敗しているわけですから、今後も何度も失敗してしまうようだと、チームにとってのダメージは先発だった時のほうが少なくて済んだということになってしまいそうです。 個人的には、2軍に落としてしっかり再調整させたほうが良いと考えますが、今後の結果次第ですね。 3番手の中崎。 今日は良くなかったんですが、毎回失敗するパターンが同じですね。 先頭打者を出すと平常心を失ってバタバタ、ズルズルとピンチを拡大してしまうというのはマエケンとの大きな差。 特に3点リードの2アウト満塁からまだクイックで投げているあたり、誰が見ても動揺が明らかです。 「cool as cuke」という言葉を胸に刻んでガンバレ! 打線のほうは初回の勢いが2回以降は火消されてしまいましたが、8回の追加点の取り方は非常に良かったですね。 田中広は甘い球を逃さず良く打ちました。 會沢もしっかりと犠牲フライを打ったのも大きかったです。このところチャンスでやたら力みが目立っていただけに、ここから調子を取り戻してくれるといいのですが。 ただ8回の鈴木誠の盗塁死はそこまで無理する場面ではないですし、中日としては助かったんじゃないかと思います。 3点差あれば十分と考えて、杉山選手の肩を試しに行ったというのも考えられなくはないですが。 最後はひやひやしたものの、何とか勝てて本当に良かったです。 明日も勝って連勝といきましょう! がんばれカープ!
↧