先発が大量失点。 出てくる中継ぎも続々と失点。 しかし8点差でも前進守備。 打線は点をそれなりに入れるが追いつかない。 このどこか懐かしい感じ。 緒方、山崎、嶋、新井、前田智、ラロッカ、栗原と・・・ そう、和製ビッグレッドマシーンの頃のような。 緒方監督のやりたかった野球って、もしかして・・・ 先発の野村を見切るのが遅すぎたので、試合が壊れてしまったわけですが、その遠因が中継ぎ層の薄さにあるのは明らかですね。 ただその割に1試合しか投げていない飯田を下に落としてしまったので、中継ぎ陣の顔ぶれが今までと全く変わらないまま。 ロッテよりも中継ぎ投手が1人少ないという。 新戦力を試すこともしないのでは、中継ぎ陣の立て直しも上手くいかないんじゃないでしょうか。 野村はともかく、今井と今村は・・・ちょっと言葉がありません。 そんな中、戸田は今日も無失点ピッチングでした。 そろそろ勝負がかかった場面で使ってあげてもいいんじゃないかと思います。 最終的には乱打戦になりましたが、序盤の攻撃などで、やっている野球の緻密さの違いが浮き彫りになりました。 特に丸が、1回と3回のチャンスでランナーを先の塁に進ませることもできず、何にも仕事が出来ていないのを見て、今日の解説の元ヤクルト・宮本氏にすかさず突っ込まれていましたね。 「何も考えずに来た球を打つことが出来れば最高だが、中々そうは行かないので、その場合にどうするか考えておかないといけない」と。 これは選手にも言えますし、首脳陣も初めのプランが上手くいかなかった時の代案を考えないといけないということでもありますね。 今のカープの目指す野球は一体どういう野球なのでしょうか。 とても”1点を守り切る野球”は実現できそうに見えないんですよね。 ただ終盤の猛反撃は良かったです。 ロッテ側が集中力を欠いた面もありましたが、どこか新井さんの諦めない姿勢がチームに乗り移ったか、という感じがしました。 選手もフレッシュな選手を入れた采配が功を奏しましたね。手遅れ感は否めませんでしたが。 野手陣は序盤にミスもありましたが、そのミスを十分に取り返すくらいには打ったと言えるでしょう。 さて次のカードこそ勝ち越しを目指して、切り替えて行きましょう。 がんばれカープ!
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