今日は残念ながら逆転負け。 大瀬良の投球もありますが、同点になったメヒアのエラーも地味に痛かった。 ラストもバティスタの走塁ミスは判断ミスでしたね。 まぁ使う以上はこうなることはあり得ることだったわけですし、いい失敗の経験にしてもらえればいいんじゃないかと。 試合に出て、経験しない限りは選手は絶対に成長しないのですから。 さて少し取り上げたいのは大瀬良のこと。 今年の大瀬良はピッチングの際に踏み出す歩幅を縮めたとの談話がありました。 しかし、確か6月頃だったか。 ラジオ放送で元中日の山本昌氏が解説していた時のこと。 この大瀬良の歩幅を縮めたとの話を聞いて、「それは良くないですね」 と即座に言い切ったのである。 正確な内容は忘れてしまったが、「歩幅は自分が上手く投げられる範囲で目いっぱい取ったほうがいい。縮めるとその時はうまく体が回転するから上手く行くように感じるが、疲れがたまってくると正確な歩幅が分からなくなってフォームを崩しやすいし、球威も落ちて良くない。」というような内容だったように思う。 29年ものプロ生活を経験し、現役晩年においてもステップ幅を広げることで球威上昇を測っていたという山本昌氏のこの発言は重みがある。 そして今の大瀬良のピッチングを見ていると、この言葉の意味を改めて考えさせられるのである。 山本昌氏はその言葉に続いてこうも言っていた。「この選手の力はまだまだこんなもんじゃないですよ」 と。 きっと多くのカープファンもそう思っていると思う。 大瀬良も今年の経験を糧にして、まだまだ上を目指してほしい。悪いことも経験のうちだと思ってほしい。 まだまだ上を目指せる選手だと信じている人が大勢いるのだから。 降板後、ベンチにグローブを叩きつけようとして躊躇って辞めたあたり、性格がよく表れていたのが微笑ましかったです。 がんばれ大瀬良!
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