○ 本日の投打MVPC ⇒ ジョンソン、菊池D ⇒ 小熊、高橋 本日のスコアはこちらです。 カープからすると落としてはいけない試合を落としたという、悲惨な逆転負けになってしまいましたが、開幕前から懸念されていた問題が表面化した、とも言えるでしょう。 大炎上したオスカルと中田ですが、今日はこの2人のもつ不安要素が出たのではないかと思います。 オスカルは2日に1度登板するペースになっています。新人ですし、こんなに連投する経験は初めてでしょう。 一昨日から不安がありましたが、明らかに今日は球威が足り無かったと思います。 中田は、変化球もストレートも制球がばらつき、元々球のキレとコントロールで勝負するタイプである以上、炎上するのもやむなしかなというところです。 ただ中田に関しては急遽ブルペンで準備させて間に合わなかったのか、それとも単に調子が悪かっただけなのかは判断が難しいですね。 ただ個人的に疑問に感じたのは、ジョンソンの後にオスカルを最初に投入した部分ですね。 左の後に、左の投手を投入したこと。 それも似たような、球速・球威で勝負するタイプではなかったこと。 相手からしたら余り目線が変わらない投手に変えてしまったことで、対応が苦にならなかった可能性が否定できません。 先に登板させるなら、今村か中田のほうを投入するべきだったのではないかと。 その後も今村の投入タイミングが遅すぎるのは、準備をさせていなかったからでしょうし、結果的に逐次投入をして傷口を広げる後手後手の采配、という印象になってしまいました。 今となっては後の祭りですが、オスカルの登板過多の可能性を今後は頭に入れる必要があるでしょうし、今日に関しては畝コーチにもそれなりに責任があるでしょう。 ただやはりカープの最大の弱点が中継ぎ陣にあるということは否めません。 昨年も勝ちパターンの構築に苦労して、大瀬良を急遽中継ぎに変更した経緯がありました。 そして今年も、勝ちパターンのジャクソン・中崎の2人を除いた場合、他の中継ぎ陣がどこまでやれるか疑問符がついた試合といえるでしょう。 現時点では、もしジャクソンと中崎に何かアクシデントがあった場合、昨年以上の苦境に陥る可能性が否定できません。 先発も駒数が不足気味ではありますが、まだ中継ぎ陣に比べたらジョンソン・黒田・福井と柱がいる分、何とか出来ると思います。 中継ぎ陣は単純に、球速で圧倒出来るタイプの選手が少ないですね。 ジャクソン・中崎以外は、今村が140後半が出るかなという程度で、その他は140中盤が限界です。 そのような投手たちに連投をさせるのはやはり無理があるのかなと思います。 先発は幸いにも横山が良い投球をしてくれましたし、個人的には岡田を中継ぎに配置転換するのがいいのではないかと考えます。 もう1人勝ちパターンで使えそうな投手がいれば、今日のように嫌な雰囲気になった時に投入することが出来ますし、先発でも150キロが出せそうな岡田ならパワーピッチが期待できると思います。 幸いにして打線は安定して得点出来ていますし、昨年のヤクルトのような中継ぎでつないでいく戦い方を目指しても良いのではないでしょうか。 残念な負けにはなりましたが、早い段階で課題が見えたのは悪くなかったと思います。 ここからどう首脳陣が考えていくのか注目したいところです。 がんばれカープ!
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