カープのCSは来週なので、カープの試合がしばらくありません。 もう早く練習試合でもいいから見せてくれ!と思っているファンの方も多いんじゃないかと思います。 そこでお勧めなのがスポナビライブさんでやってる宮崎フェニックスリーグですね。 いつまで配信されているか分かりませんが、10/10のヤクルトvsカープの試合がまだ無料で見れますので暇つぶしにぜひぜひ。 ということで、ファーム日本選手権とこの10/10の2試合を見た感想でも書いておこうかと思います。 これはすごいなと思ったのは今年の高卒ルーキーズです。 まずファーム日本選手権で先発した高橋昂(16年2位)。 結果は6回82球被安打3被HR1与四球2三振5失点2でした。 試合後の坂倉のコメントからすると調子が悪かったそうですが、、 左腕からの球速が147キロくらいをMAXで計測していたでしょうか。確実にカープで今一番早い左投手ですね。 まだ課題もたくさんあるでしょうが、球威も中々、変化球もそれなりにコントロールできていて、来年は1軍で投げていても全く不思議ではないと思います。 次にヤクルト戦で先発したアドゥワ(16年5位)。 高校時代は非常にほっそりとしていて、体を持て余していた印象でした。 しかしこの試合。まだまだ線が細いのですが、動きが格段に見違えました。 MAXは148くらいだったでしょうか。196センチのオーバースローから投げ下ろす角度のある直球はほとんどの打者が上手く対応できず。 まだ変化球は、ど真ん中に構えてもらって後はボールに聞いてくれという感じですが、カーブとチェンジアップという2つの縦の変化球のキレが非常に良かったです。カーブは少し手の振りが緩みますが、チェンジアップは見分けが難しかったですね。 変化球がある程度意図した縦のコースにコントロール出来るだけでもかなり違うでしょう。 まだまだ制球力に球威、スタミナも磨いていく必要があるとは思いますが、順調にいけば来年の終盤くらいには1軍登板があるかもしれません。 そして坂倉(16年4位)(板倉じゃないよ!)ですね。 今現在のフェニックスリーグ参加選手の中でも、スイングの鋭さだけで言えば坂倉、美間、桒原が抜きんでて見えましたが、甘い球をとらえるコンタクト能力は坂倉が抜けていますね。 今岩本の調子がとても悪いので、このままだと代打枠に坂倉が滑り込むかもしれません。 ただそれよりも感心したのは守備です。 解説の門倉氏もキャッチングの事を大変ほめていましたが、ボクもあのグローブの動きがとても好みです。 NPBではよく取る直前に手首をある程度下方向に動かす捕手が多いわけですが、最近のMLBの捕手はこの動きが非常に小さく(もしくはほぼない)、これは最近のMLBとNPBの顕著な違いの1つだと思います。●参考動画参考①C石原、参考②G小林選手、参考③D谷繁選手、参考④Ys古田選手、参考⑤H→T城島選手、参考⑥M里崎選手、参考⑦E嶋選手 NPBで一番近いのは楽天・嶋選手でしょうか。 城島選手が、完全にMLBに行く前と後でキャッチングのやり方が違いますね。 里崎選手が興味深く、先に手を下に動かす⇒構える⇒少し手首を返してキャッチという順序になっています。 ボクとしてはMLB式の方が良く見えるわけですが、果たしてどうなのでしょう。 いずれにせよ坂倉のキャッチングは、明らかにこのMLBの動きに近いように思います。 捕手をやり始めたのは高校2年の秋からだそうですが、そこで教わったんでしょうか。このまま長所として伸ばして行ってほしいところです。 また他にも驚いたのは辻です。 投球フォームがまるで外国人のような、ちょっと日本人だと見慣れない力感のないフォームから、MAX152キロのストレートを繰り出してきます。 ちょっとピッチングが単調になりがちなのは気になりましたが、速球のコントロールはかなり良く、後は1つ武器になる変化球なり、意識なりが変わってくればそのうち1軍に出てきそうです。 正直、普段からセットにして、毎回足をあげて下げるタイミングをずらすだけでも違うのではないかという気もします。セットでもいい球投げてましたし。 そして今年1軍デビューした藤井ですね。 ストレートだけでなく、スライダー、フォークもある程度制球出来ているのが他の若手との大きな違いになっています。 このままさらに球速を伸ばしていくことが出来れば、来期は1軍にずっといるかもしれません。 今年のプレーオフに出てくるとしたら、投手なら藤井、野手なら坂倉でしょう。 来期以降が早くも楽しみになりました。
↧